年末の洗車は、とても混雑します。私が以前ガソリンスタンドでアルバイトをしていました。そのガソリンスタンドは、自動の洗車機が無く、手洗い洗車で1台1台を捌かなくては行けなかったのです。
年末といえば、真冬。手が凍るような辛い思いをしました。
勤務時間すべてが洗車の時間になる
当時私の勤務時間は、9時から18時まで。私が9時出勤をすると、もうすでに3台並んでいました。
朝は特に冷えるし、寝起きで洗車をするこっちの身にもなれと思いましたが、お金をもらう分やらなければなりません。
カラダをしっかり防寒しても、手だけはどうにもなりません。水に濡らしたスポンジが冷たさは異常です。
右手、左手と交互に持ち替えながら1台1台を捌くわけですが、2時間くらいするとだんだんと手の感覚がなくなってくるわけです。
指も曲がらず、指先の感覚もないため、満足に車体を洗うこともできなくなりました。
さすがにまずいと思い、事務所のストーブで手を温めます。その繰り返しがお昼休みを除いて18時まで続くのです。週5回出勤だった私は、毎日洗車をしては、手が凍り、辛い思いをしました。
なぜ年末は洗車が混雑するのか?
やはり、年の最後ですので、家の大掃除もしますし、車の大掃除もするのでしょう。そして、次の年はキレイな状態でスタートしたいという思いなのかもしれませんね。新年で汚い車はちょっと気持ち的に嫌ですし…
普段洗車をしない人も、年末ばかりはしっかりと洗車をする方もいるようです。
1年溜まった汚れをスッキリ落として、新年を迎えたいのでしょうか!私も年末はよく洗車をしていました。運が悪い事に、次の日はだいたい雨だったりしますが…
1年洗車しなかった車は、汚れを落としにくく時間がかかる
年末だけしっかりと洗車をする人は、当然1年分の汚れが車に溜まっているわけです。そうなると汚れも頑固なわけです。
この寒い中、手もカッチカチの状態で、頑固な汚れを落とすのはとても苦痛!ワイパーの所や、サイドミラー、タイヤのホイール、ドアノブ、下回り等汚れが溜まりやすいところは、とにかくひどい!
まずは、高圧洗浄機で汚れの部分を勢いで落としていきます。しかしそれでも落ちない汚れもあるのです。そういう所は、スポンジ等で汚れを取ります。
これだけでも結構時間を要する時があります。一番やっかいなのはホイール!
ホイールの形によって変わりますが、複雑な形をしていると洗いにくくて仕方ありません。洗い残しなんて結構ザラにあります。
だいたいそういうところは、焼け付いてしまって取れない汚れが多いです。
ボディも黒い斑点がそこらじゅうに付いていて、これは高確率で落とせません。黒い斑点は鉄粉と呼ばれ、鉄道のレールや車のブレーキダスト等から鉄粉が空気中に舞い、車体に付着し出来る汚れです。
そもそも洗車は頑固な汚れを落とすものではなく、軽いの汚れを落とすものです。頑固な汚れを取るように洗車をすると、洗車キズというものが付き、余計ボディにダメージを与えてしまうので、特殊なワックスなどを使う必要があるのです。
こまめに洗車をしてくれていれば時間もかからない
月に1度くらいしっかり洗車をしてくれていれば、時間もかからないし、仕上がりもキレイな状態で返ってくるので、洗車はこまめにやっておいたほうが良いですよ!
長いこと汚れを溜められてしまうと、こっちとしても汚れが落としにくいし、「まだ汚いんだけど?」とか言われてもどうしようもありません。
結果、汚い車が汚い車として返ってきます。少しでも汚れをというなら別ですが、ピッカピカにしたいのならランクの高い洗剤やワックスを使わないとダメです!
なので、ワンシーズンに1回でも良いです!年に何回かは洗車をしてあげると、年末もスムーズに洗車が終わり、働く側も助かります。オートバックスやガソリンスタンドで1,000円から2,000円くらいで洗車ができるので、こまめに洗車をしましょう!
まとめ
もうガソリンスタンドは離れましたが、あの洗車の苦しみは耐え難いものでした。私の今の車は、もうあまり乗らないしボロボロなので洗車はしていませんが、今後買い替えたら、こまめに洗車をしていきたいと思っています。
せめて年末はさけて、12月始めだったりすこし外して来て頂けると、従業員も助かると思いますよ!