よく食後に横になるのはあまり良くないという事を耳にしますが、薬を飲んだ後に横になるのも良くないことなのでしょうか?
体調的に薬を飲んだ後はすぐに横になって眠りたいという心理が働きます。薬を飲んだ後、横になってもいいのか?どうすればいいのか?をご紹介致します。
薬を飲んだ後に横になったらどうなるのか?
薬の用法・用量や注意の記載事項には、「飲んだ後に横になってはダメ!」とは一切書いていません。
という事は、横になっても良いということなのでしょうか?
色々と調べてみた結果、寝る体勢によって効き目が変わってくるようです。
胃の形は左から入り、右で小腸へ運ばれる為、右の脇腹を下にして寝ると薬の吸収が早いとされています。
逆に、左の脇腹を下にしてしまうと、胃から薬が出にくくなって吸収が悪くなり薬の効き目が遅くなるんだそうです。
また、かなりの胃下垂の人は、食後なかなか小腸へと運ばれないうえ、胃がもたれやすい事から、右脇腹を下にして寝たほうが普通にしているよりも効果が期待できるのだ!
空腹時に薬を飲んで横になってはいけない!
横にならなくてもそうですが、空腹時の薬の服用は胃が荒れる可能性があります。
胃に直接、刺激のある薬の成分が胃の粘膜に付着して、余計体調を崩したり吐き気を催す場合があります。
横になることで右脇腹の胃壁が荒れ、体調を崩しやすくなる事があるのです。
とは言っても個人差があり、何もないという人もいれば、すぐに不快感が訪れる人もいるようです。
薬は横になりながら飲まないように!
横になりながら薬を飲んでしまうと、薬が食道に置いてきぼりにされ胃に運ばれません。
そうすると、食道に炎症が起きたり潰瘍の原因となってしまいます。
薬を水で流すと胃に到着するまでにおよそ10秒程かかると言われています。薬を飲む際は、必ず上体を起こして飲みましょう!
消化しやすい食べ物を後なら、薬を飲んだ後に横になって良い
食後に横になると、肥満の原因になったり、逆流性食道炎になる可能性があるのです。完全に寝てしまうと、消化機能も弱まり分解できなかった食べ物が老廃物として、ニキビや吹き出物となって体外に現れます。
よく体調が悪い時はお粥を食べて薬を服用します。これには理由があり、消化しやすいというのがまず1点。
栄養がたくさん補える事やカラダを温める効果、胃腸に優しく胃の粘膜を保護してくれる効果があるので、横になっても平気というわけです。
また、カロリーが低めなため太りにくいというメリットがあります。
まとめ
薬を飲んだ後に横になることは右脇腹を下にすれば良い事だったんですね!私は薬を飲んだ後すぐに横になっていましたが、左右の脇腹をどちらか下にと意識したことは無かったので、今後薬を飲む時があれば実践してみようと思います。
頭痛が多い人には頭痛薬を飲んだ時、即効性がありそうですね!