おしっこは誰にでも起こる生理現象です。そんなおしっこの出る色であなたの体調や健康状態が分かるのです!
皆さんは普段どんな色のおしっこをしていますか?これからご紹介する色とあなたのおしっこの色を照らし合わせて今の健康状態を把握しておきましょう!
あなたのおしっこは何色になってる?
1.尿の色 → 【透明な黄色】
透明で黄褐色のおしっこは健康状態に問題が無く、何も心配する必要はないです。
また、琥珀のような色でも健康状態に問題はありません。
多少濃いめの琥珀色の場合は脱水状態であり、寝起きの時など寝ている時に水分が奪われた後などは濃いめのおしっこが出るようです。
2.尿の色 → 【無色で透明】
何の色もない水のように透明なおしっこが出てしまった場合は、水分を多量に摂取しすぎている可能性があります。
特に夏場やお酒を飲んでいる、飲んだ後のトイレの時に無色透明なおしっこが出やすいです。
多量の水分を摂取することで、尿が水で薄まっている事で色も薄くなるようです。
また、糖尿病や尿崩症の疑いもあります。その場合は、普段よりも尿の量が多くウロクロムという成分が尿と混じり、無色透明になってしまうそうです。
多量に水分を摂取していない、お酒を飲みすぎていない時に無色透明のおしっこの場合は一度病院で診てもらったほうがいいかもしれません。
朝一番のおしっこで無色透明だった場合は更に注意してください。
3.尿の色 → 【濃い黄色】
濃いめの黄色のおしっこが出てしまった場合は、基本的に脱水症状を引き起こしています。
脱水症状の際は、おしっこの色が濃くなる傾向があり運動後、睡眠後などに見られる色です。
また、女性の場合妊娠中のつわりの時に水分を受け付けなくなって脱水症状を引き起こしおしっこの色が濃い黄色になってしまう場合があります。
水を飲むのも嫌な気分でも、無理してでも水分は摂るようにしましょう。
便秘や肌の乾燥、妊娠悪阻になってしまったり脱水症状で急に倒れてしまう可能性があります。
4.尿の色 → 【レモン色】
レモンのような明るい黄色のおしっこが出てしまった場合は、栄養ドリンク系の飲み物を飲んだ後に出てくる傾向があります。
デカビタやオロナミンC、リポビタンD、ビタミン剤などを飲んだ後はレモン色になりやすいです。
しかし、健康状態などには問題なく、ただ飲んだものがおしっこの色として反映されているだけなので安心してください。
5.尿の色 → 【オレンジ色】
オレンジ色をしたおしっこが出てしまった場合は、レモン色のおしっこ同様に食べ物や飲み物がおしっこの色として反映されているだけです。
特におしっこがオレンジ色になりやすい成分は以下の通りです。
- 葉酸
- カルシウム
- 鉄分
- ビタミン
ビタミン剤の種類によってレモン色やオレンジ色になってしまったりするそうです。
また、風邪をひいてしまった時や脱水症状の時でもオレンジ色になりやすいそうです。
オレンジ色のおしっこも健康状態に問題は無いので安心してください。
6.尿の色 → 【茶色】
茶色いおしっこが出てしまった場合に考えられるのは、漢方薬やハーブ薬剤などを摂取した後に出やすい色です。
もう一つは、肝炎や肝不全に陥っている疑いがあります。肝機能が弱まるとおしっこの色が茶色になりやすいです。
おしっこが茶色くなっている場合は、危険な状態と言えますのですぐに病院で診てもらった方が良いでしょう。
漢方薬やハーブ薬剤などを飲んだ後におしっこの色が茶色くなっていたら一度服用をやめて様子を見て下さい。
7.尿の色 → 【濃いめの茶色】
茶色が濃くなってくるとますます病気の疑いがあります。
考えられる病気は以下の通りです。
- 胆管炎
- 胆管がん
- 劇症肝炎
- 肝癌
- 肝硬変
- A型急性肝炎
- B型急性肝炎
- C型急性肝炎
上記の病気だった場合に茶色いおしっこが出てしまう場合は、右上腹部周辺に痛みを伴います。
その他、頭痛や吐き気、発熱、咳などのカラダの異常が見られたら病気の確率大です。
三度の飯より先に病院で診てもらって下さい。
8.尿の色 → 【緑色】
宇宙人かっ!
しかし、現実には緑色のおしっこが存在します。見た目はキレイですが、病気の疑いがあります。
緑色のおしっこが出てしまった場合、緑膿菌に感染している可能性がありほぼ膀胱炎と言っていいでしょう。
普通の膀胱炎ならば大腸菌から感染するので、緑色ではないのですが緑膿菌が感染した場合のみ緑色のおしっこが出るそうです。
三度の飯より先に病院で診てもらって下さい。
9.尿の色 → 【黄緑色】
黄緑色のおしっこが出てしまった場合は薬の服用によって出てしまう事が多いようです。
麻酔薬や消化性潰瘍治療薬、栄養ドリンク、漢方薬などを飲んだ後に黄緑色のおしっこが出た!という報告があるようです。
心配であれば、一度病院で診てもらったほうがいいでしょう。黄緑と緑の見分けも難しいため、もしかしたら緑膿菌に感染している可能性もあります。
10.尿の色 → 【コーラ色、赤ワイン色】
濃い茶色と似ていますがそれよりももっと濃い黒めのおしっこは超危険サインです。
腎臓病や横紋筋融解症、急性腎不全の可能性があります。
カラダがとてもダルい状態でコーラ色や赤ワイン色のおしっこが出てしまった場合は、三度の飯より先に病院で診てもらって下さい。
可能性がありますと書きましたが、ほぼ病気と言っていいでしょう。
11.尿の色 → 【白色、白濁】
白く濁ったおしっこが出てしまった場合は、膀胱炎や腎結核の疑いがあります。
特に女性は尿道が短いので膀胱炎になりやすく大腸菌が膀胱に侵入すると膀胱炎になってしまいます。
また、白く濁る原因として最近が感染した白血球がおしっこの色として反映されているようです。
腎結核の場合は、膿が尿の中に混じってしまい白く濁ってしまいます。
安全なケースだと、シュウ酸が含まれた食べ物や脂身の多い肉類の食べ過ぎで白く濁るケースがあります。
シュウ酸が含まれている食品で有名なのは、ほうれん草やバナナなど。
とはいえ、白濁おしっこは一歩間違えれば大きな病気の可能性があるので一度病院で診てもらったほうがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?あなたのおしっこの色は大丈夫ですか?
おしっこの色で病気かどうかが判断出来るのはとても良い事!分からないまま放置して気がついたら取り返しのつかない状態になっていた!なんて事も多々あります。
おしっこの色に異常が見られたら必ず病院で診てもらうようにしてください。