空になったペットボトルや空き缶を灰皿代わりにして、吸い殻と一緒に捨てる場面をよく見かけます。
その場に灰皿が無い時は、吸い殻を路上に捨てるわけにはいかない為、空き缶やペットボトルを灰皿代わりにしている人が多いです。
私も喫煙者であり、コーヒーと一緒にタバコを吸う場合が多いです。
飲み干した後、吸い殻を空き缶に入れ捨ててしまいますが、吸い殻の入った空き缶はその後どうなるのか?業者等に迷惑がかかっていないのか?
ふと、疑問に思いましたので調べてみました。
空き缶や空ペットボトルに吸い殻を捨てる行為は意外と評判が悪い
空き缶や空ペットボトルに吸い殻を入れて捨てる行為。「ちゃんと灰皿(空き缶)を使ってるぜ!」と、ポイ捨てはしませんよ!アピールをしている人も多いかと思います。
しかし、端から見ている一部の人の意見では、「行儀が悪い!」「吸い殻入れ専用の灰皿を使え!」「携帯灰皿を使え!」「喫煙所に行け!」などなど。
非喫煙者だけではなく、喫煙者からも「同じ喫煙者として恥ずかしい」等の意見があり、一見良い行為に見えますが評判はとても悪いです。
そもそも喫煙者は現代、とても肩身の狭い状況下に置かれています。
非喫煙者から見た喫煙者の嫌いな行動の中にも空き缶や空ペットボトルに入れて捨てる行為は含まれています。
喫煙者の嫌われる行動は以下の通り。
昔は、吸うのが格好いいとされていた「タバコを吸う仕草が格好いい」という時代は終わったのですね…
吸い殻を入れて捨てるのはリサイクル業者に迷惑がかかる!
空き缶(アルミ、スチール)の場合
缶をリサイクルする方法として、スチール缶は機械で圧縮され精錬炉の中で1000℃の熱で燃やされます。
高温で吸い殻もすべて燃やされる為、スチール缶の場合は問題ないようです。
アルミ缶は粉々に粉砕してから不純物を取り除いて圧縮され溶解されます。
この不純物(タバコの吸い殻)の取り除きはほとんど機械で処理されますが、コストが余計にかかってしまう事になります。
詳しくは以下のサイトの「ポイント2」で詳しく記載されています。
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人の手を煩わせる事はありませんが、コスト的には大きな費用がかかってしまうんです。
ペットボトルの場合
吸い殻をペットボトルに入れて捨ててしまった場合、リサイクルができなくなり資源として再生されることはないそうです。
業者さんは、中の吸い殻をすべて取り除き中身を洗浄してから処理しています。
リサイクルされる資源は、皆さんが考えている以上に手間がかかるらしく、というのもペットボトルを処理する際は、ペットボトルを切って中身を出し、洗浄した後に粉砕して再利用されます。
市の注意書きにも「ペットボトルに吸い殻を入れて捨てないで下さい」としっかり書かれており、リサイクル業の関係者も「本当にやめて欲しい」という声が殺到しています。
業者曰く、歩きタバコより質が悪いそうです。
空き缶、空ペットボトルは灰皿にしない!正規の灰皿の方が処理は楽!
正規の灰皿を使えば、溜まった吸い殻をゴミ箱に捨てて処理するだけですが、ペットボトルや空き缶に入れるとその後の処理方法が大変です。
空き缶や空ペットボトルを灰皿として利用した場合、中身は完全に取り除き、中を洗浄して捨てる必要があります。
空き缶の場合は切る事も難しく、口も小さいので中々取り除くのが難しいです。
ペットボトルでも口は小さいし、吸い殻がパンパンに溜まった状態で切るのも大変でしょう。
そう考えると、携帯灰皿や正規の灰皿を利用したほうが、手間面でもリサイクル面でも負担になることはありません。
自分自身で色んな人の仕事を増やしてしまう事はないのです。
まとめ
灰皿はちゃんとしたものを利用しましょう!その場に灰皿が無ければタバコは絶対に吸うべきではありません!
タバコを吸うのなら、しっかりとマナーを守るべきでしょう。
とはいえ、空き缶や空ペットボトルの灰皿代わりはダメ!という事実を知らない人は多いです。
もし、周りで見かけたら注意してあげてくださいね!
吸い殻の出ないタバコが出たら売れるだろうか?(笑