皆さん、指をポキポキと鳴らした事、1度はあると思います。
そして、その行為はNGとされています。
私はもう癖が付いてしまってるのか、指の関節をポキポキ!首もポキポキ!と無意識にやってしまいます。
ここでは、なぜ関節がポキポキと鳴るのか!そして、なぜやってはいいけない行為なのかをご説明したいと思います。
指の関節がポキポキと鳴る理由!
関節とは骨と骨を繋いでいる部分。
その骨と骨の間には、関節軟骨、滑液、滑膜といった関節包が存在します。
この関節包の中の滑液という部分から気泡が発生します。
指を急に曲げる、引っ張るなどをすると関節の圧力が一気に落ちてガスが発生し積み重なっていきます。
ある程度気泡が溜まって引っ張ったり、曲げたりすると気泡が爆発し音が鳴るという仕組みです。
しかし、このポキポキはあまりやらない方が良いと言われています。
【関節ポキポキ】のやり過ぎはNG!
関節ポキポキは気持ちが良い為か癖になり、無意識にやってしまう傾向があります。
そして、この関節ポキポキはやり過ぎに注意が必要なのです!
実際のところ、関節をポキポキと鳴らす事自体にそれほど悪影響は無いと言われていますが、あまりやり過ぎてしまうと関節を痛めてしまう恐れがあります。
というのも気泡が弾ける際に小さな関節に1tもの負荷が掛かるらしいのです。
それにより、「捻挫のようになりやすい」、「関節として機能しなくなる」といった状態になってしまうのだとか…
最悪のケースで、関節が太くなり変形性関節症となる可能性も秘めています…
なので、関節ポキポキを頻繁にやるのはオススメしません!
【首ポキポキ】はもっとNG!
ちょっと首が痛いなぁと思って、首をポキッとやっていませんか?
私は、首が痛すぎてしょっちゅうやっていました。
しかし、首ポキポキは指ポキポキよりやってはいけないとされています。
首には、大事な神経や大動脈、脊髄があります。
急に首ポキポキをすると頚椎にダメージを与え、取り返しのつかない事になってしまうのだとか…
頚椎にダメージを与えると、「脊髄損傷」「神経根損傷」「脳梗塞」になる恐れがあるんです。
また、指の関節同様に「変形性頚椎症」「首の捻挫」への注意も必要となります。
首ポキポキが癖になっている人は、速やかにやめた方が良いかもしれません…
ポキポキが気持ち良く感じるのはどうして?
関節ポキポキは癖になるほど気持ち良いのは皆さんもご存知だと思います。
では、なぜ気持ち良いと感じるのでしょうか?
どうやら、関節腔という滑液が溜まっている場所がどんどん狭くなっていき、そこの関節をポキポキする事で圧迫感から解放され、気持ち良いと感じるそうです。
例えると、ギュウギュウの満員電車から降りた時の解放感みたいなものでしょうか!
首の場合は、肩や首が凝っている時に鳴らしたくなると思います。
凝っている状態は、筋肉が硬直しているので血流が悪くなってしまいます。
それにより、関節腔に詰まりが生じて関節が滑らかに動きにくくなり、音が鳴りやすい状態になるそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これらを見ていくと指や首のポキポキは、関節に良くないと分かります。
首は特に、デスクワークなどをやっているとポキッとしたくなります!
しかし、
- 変形性関節症
- 捻挫
- 変形性頚椎症
- 脳梗塞
- 脊髄損傷
- 神経根損傷
など、怖いものばかりです。
癖が付いてしまっている人は、まず回数を減らすよう意識してみるといいかもしれません!